弟子である藤井聡太さんが驚異的な躍進を果たしている中、「日本一有名な師匠」としてメディアに引っ張りだこの杉本昌隆さんですが、
弟子の活躍を素直に喜んでおり、その話口調や朗らかさに人柄の良さが親しまれています。
素晴らしい弟子を持ち、いつもわかりやすく将棋の事や、藤井聡太さんの過去について語っていらっしゃる師匠の杉本昌隆さんの経歴等も気になります♪
そこでこの記事では…
●杉本昌隆のWikiプロフィール
●杉本昌隆の学歴や経歴は?
●杉本昌隆の成績
●杉本昌隆の弟子は誰?
●杉本昌隆と藤井聡太の出会い
●杉本昌隆の人柄
●杉本昌隆の家族について
等について杉本昌隆さんの魅力についてお伝えしていきたいと思います。
杉本昌隆(藤井聡太の師匠)のWikiプロフィール
まずは基本となるプロフィールから。
引用:日本将棋連盟
Wikiプロフィール
●名前:杉本 昌隆(すぎもと まさたか)
●生年月日:1968年11月13日(2024年1月現在 55歳)
●出身地:愛知県名古屋市
●段位:八段
●プロ入り:21歳
●職業:プロ棋士・日本将棋連盟非常勤理事
21歳でプロ入りした杉本昌隆八段が奨励会に入った頃は、居飛車党でしたが、2年間6級のままだった為、自分の武器は体力だと知り、振り飛車党に転じた棋士として知られています。
師匠である板谷進九段からの、若い内は居飛車でいきなさいといった指導の元、初めは居飛車等だったとされています。
自分に合った戦法に転向したんですね。
杉本昌隆の学歴&経歴
引用:産経ニュース
杉本昌隆さんはどの様な学生時代を過ごし、どの様な経歴の持ち主なのかみていきます。
杉本昌隆の学歴
杉本昌隆さんの最終学歴は中学の可能性が高いです。
学歴
●1984年3月 名古屋市立桜丘中学校卒業
●高校進学歴は不明
杉本昌隆さんは小学2年生の頃から将棋で遊んでいました。
また運動は苦手な方で、どちらかというと家で本を読んだりする方が好きな少年だったと自身のインタビューで幼少期の事を語っています。
ご両親はしたい事をさせてくれる優しい両親で、好きだった怪獣の人形はたくさん買ってもらったと、当時の事を嬉しそうに話していました。
挑戦したい事は積極的に後押ししてくれており、将棋を初めてからは将棋大会にもあちこちに連れて行ってくれたみたいですね。
小学6年生の時に奨励会へ入会
その後小学4年生の時にプロ棋士になりたいと思い、11歳で奨励会に入会しました。
将棋は初め、お父様に教わっており、トランプや五目並べやオセロ等、いくつかボードゲームを教わり、その中の1つが将棋でした。
一番好きな駒は桂馬で、ピョンと跳び越え、立体的に動く所が子供にとっては魅力で、桂馬がきっかけで将棋を好きになったみたいですね♪
小学4年生くらいまで通っていた将棋教室は、午前が小学生の部、午後が中学生の部でしたが、実力のあった杉本昌隆さんは、午後の中学生の部に参加していた為、
とても将棋を難しいものだと感じていしまい、嫌になった時期もあった事を明かしました。
そんな時、大村八段の教室に変わった事が転機となり、また将棋の面白さを知れたので、大村八段には感謝していると述べています。
名古屋市立桜丘中学校
杉本昌隆さんの出身中学校は名古屋市立桜丘中学校です。
こちらの学校は1964年3月に元衆議院議員で名古屋市長の河村たかしさんも卒業されている中学校です。
杉本昌隆さんがプロ棋士になったのは21歳の時なので、プロ棋士になる以前の学歴等はほとんど明かされていませんので、こうこうへ進学したのかどうかはわかっていません。
しかし当時プロ棋士を目指していた方の多くは高校へ進学されていませんので、杉本昌隆さんも高校へは進学せず、将棋の道を極める為に将棋に専念されていた可能性が高いですね。
杉本昌隆の経歴
続いて杉本昌隆八段の経歴について
経歴
●1990年10月1日(21歳)プロ入り
●1998年3月(22歳)※当時五段 第48回NHK杯テレビ将棋トーナメントでベスト4入り ※優勝は羽生善治
●2001年3月(25歳)※当時六段 第20回朝日オープン将棋選手権で準優勝 ※優勝は堀口一史座
●2003年度 竜王戦第16期で3組優勝
●2004年度 竜王戦第17期で2組準優勝
●2008年度 B級1組順位戦で8勝4敗とトップタイ
●2015年度 B級2組順位戦で3勝7敗だった為、C級1組へ降級
●2018年3月8日(42歳) 第68期王将戦1次予選2回戦にて、藤井聡太と初の師弟対局の末、藤井聡太に敗退
●2019年2月22日(43歳) テレビ棋戦で勝利し、勝数規定を満たした為八段に昇段
※勝数規定で八段に昇段したのは史上8人目
●2019年3月5日(50歳)第77期順位戦で勝利し、B級2組へ昇級
板谷師匠の門下生として入門した小学6年生の時、兄弟子が4人おり、杉本昌隆さんは実力が一番下でした。
しかし師匠は、「お前が一番上に行く」と励ましてくださり、優しさを感じていたと当時の師匠の事を話していました。
杉本昌隆さんは奨励会に入った当時、あまり強くなく6級からは2年以上上がれなかった為に、プロになれないのではないかと悩んで時期がありました。
そんな時も師匠は、「心配するな。その内に強くなる」と励ましてくださった事に感謝の気持ちを語っていました。
当時の棋士は気難しい人が多かったみたいだけど、
師匠の板谷進さんは、とっても優しい方で良かったですね。
杉本昌隆の主な成績
引用:毎日新聞
杉本昌隆八段はタイトルこそ獲得していないものの、2020年度 第48回東京将棋記者会賞を受賞しており、2022年1月に通算600達成し、将棋栄誉賞を受賞しています。
昇段履歴
段(級) | 年月日 | 年齢 | 備考 |
6級 | 1980年10月 | 11歳 | 奨励会入会 |
初段 | 1985年2月 | 16歳 | |
四段 | 1990年10月1日 | 21歳 | プロ入り |
五段 | 1995年12月6日 | 26歳 | 勝数規定 |
六段 | 2000年7月11日 | 31歳 | 勝数規定 |
七段 | 2006年2月10日 | 37歳 | 勝数規定 |
八段 | 2019年2月22日 | 50歳 | 勝数規定 |
杉本昌隆の弟子一覧
引用:日本将棋連盟
弟子(棋士)
●藤井聡太 ※写真左
2016年10月1日 四段(プロ入り)
●齊藤裕也 ※写真右
2022年10月1日 四段(プロ入り)
引用:日本将棋連盟
弟子(女流棋士)
●室田伊緒 ※写真左
2005年10月1日(女流プロ入り)
●中澤沙耶 ※写真中央
2015年4月1日(女流プロ入り)※写真中央
●今井絢 ※写真右
2023年2月1日(女流プロ入り)
藤井聡太との出会いや関係性
引用:ABEMA
師弟対決3戦目の叡王戦段位別予選(八段戦)で藤井聡太さんと対局した際、序列で藤井聡太さんの方が上位だった為、
こちらで失礼します。
と藤井聡太さんが頭を下げて上座に座った姿がとても印象的でした。
対局後のインタビューで杉本昌隆さんは、
当たり前の事なので、間違えない様に早めに来て(下座に)荷物を置きました。
とニッコリ笑っており、
藤井聡太さんは、
下座につくつもりでしたが、先に(下座に)荷物を置かれていたので打つ手がないという感じでした。
と笑顔で返しました。
このインタビューがメディアに流れた時は、将棋ファンも将棋にあまり興味がなかった方も、素晴らしい師弟関係に誰もが感激したのではないでしょうか。
藤井聡太さんが二段の時に「彼(藤井聡太)がもし棋士になれなければ、私は責任をとって引退しなければならない」といった親心を以前のインタビューの時に語っていた事もありましたね。
素敵な師弟関係だね。
また藤井聡太さんは、羽生善治さんとの対談の際、師匠の事についても話されており、
・師匠にはいつもフラットに接してもらい、こうしなさいと言われた事は全くなかった。
・自分が伸びる為の環境を整えてくださった事に感謝している。
・藤井さんにとって最高の師匠だと思う
・杉本師匠にとっては間違いなく最高の弟子
・ふたりの師弟関係を見ていると巡り合いの素晴らしさを感じる
と杉本昌隆さんと藤井聡太さんの師弟関係を称えていました。
幼少期の藤井聡太さんは、ふみもと将棋教室に通っていましたが、小学4年生の時に杉本昌隆さんに弟子入りされました。
杉本昌隆さんは、藤井聡太さんが小学1年生の時に将棋の東海研修会で出会いました。
藤井聡太さんはこの頃から他の子供達と比べて、
将棋のセンスが抜群だったんだって。
藤井聡太さんの勢いが止まらない中、日本一有名な師匠である杉本昌隆さんは、50歳の時に八段に昇段しました。
その際のコメントで「いつ抜かれるか楽しみです。」と語っており、自身の昇段よりも弟子の事を常に考えており、
名古屋を中心に熱心に将棋の魅力を広めている素晴らしい方です。
将棋の世界での師弟関係は親子の関係に似ており、無償の愛だとも話していました。
藤井聡太さんがプロ入りしてわずか4年9ケ月で九段に昇段した際、
ずるい・・・w
と冗談交じりに祝福されていました。
杉本昌隆八段は、九段を目標とされていますので悔しい気持ちも当然あったでしょうね…
杉本昌隆さんは藤井聡太さんと三度対局されていますが、初対局の後くらいから講演会のオファーも多数あり、
将棋界の事のみならず、藤井聡太さんとのエピソードや、子供への接し方、また上司と部下の関係に至るまで、誰もが聞きたくなる様な講演も度々行っています。
杉本昌隆の人柄が素敵すぎる
引用:朝日新聞
杉本昌隆さんが弟子を取る様になってから、大切にしていた事は
●若い人が何でも言いやすい関係性
●若い人達同士で集まれる場
●おやつの時間を必ず設ける
です。中でも一番意識していた事はおやつの時間です。
全然将棋と関係ないのでは?
その理由は、大人だったら仕事が終わってからお酒を飲みに行ってグチをこぼすのがリラックスの時間ですが、
小中学生なので、それならリラックスできるのはおやつの時間だなと考え、必ずおやつの時間だけは作る様にしていました。と話しつつ、私が甘党だから(笑)とユーモアも交えて語っていました。
引用:kodomoe
お正月には弟子達と集まり、みんなで食事をされています。
本当に我が子の様に弟子達を可愛がっている事が伝わります。
師匠、とっても嬉しそうですね♪
弟子達の考えを否定したり的確なアドバイスをするのではなく、自分で考える力を身につけてもらいたいという思いで見守られていますので、
弟子達がいい環境で将棋に取り組める様、環境づくりを意識していたともおっしゃっています。
杉本昌隆の家族構成
杉本昌隆さんは結婚されており、お子様が2人いらっしゃいますので4人家族です。
引用:フジテレビュー
家族構成
●妻:友美子(2023年6月現在 45歳前後)
●子供:第一子(長女)・第二子(長男)
それでは早速ご家族についてみていきます。
杉本昌隆の妻は栄養管理士
奥様は一般人の為、顔写真等は公開されていませんが、杉本昌隆さんの9歳年下だという事がわかっています。
高校卒業後、名古屋市立栄養専門学院を卒業された友美子さんは、管理栄養士の資格を取得し、杉本昌隆さんと知り合う事になったスポーツ施設で、指導にあたっています。
奥様の友美子さんが通われていた名古屋市立栄養専門学院は2003年3月31日に閉校いたしました。
杉本昌隆と妻との出会いと馴れ初めは「スポーツ施設」
ファンに体力づくりを勧められた杉本昌隆さんは、35歳の時にスポーツ施設に通い始め、そこで奥様の友美子さんと知り合いました。
奥様は杉本昌隆さんの9歳年下で、知り合った当時奥様の友美子さんは26歳です。
素敵な奥様と知り合えたのはファンの方のおかげですね♪
奥様の友美子さんの出身は兵庫県西脇市で、高校を卒業するまでは、地元で過ごされました。
その後、杉本昌隆さんと知り合ったスポーツ施設で指導をされていました。
子供は娘と息子の2人
引用:kodomoe
子供
●長女:2023年現在 高校生くらい
●長男:2023年現在 中学生くらい
向かって左の写真は、2006年の時の第一子である長女のものですが、1歳前後だとすると、長女は現在高校生くらいではないか?と考えられます。
向かって右の写真は、2013年の時の第二子である長男のものですが、3歳前後だとすると、長男は現在中学生くらいではないでしょうか?
ご長男は将棋盤の前に座っていらっしゃるので、もしかしたら将来有望な棋士になるかもしれませんね。
まとめ
●名前:杉本 昌隆(すぎもと まさたか)
●生年月日:1968年11月13日(2024年1月現在 55歳)
●出身地:愛知県名古屋市
●職業:プロ棋士・日本将棋連盟非常勤理事
●学歴:名古屋市立桜丘中学校卒業後は不明(高校進学していない可能性が高い)
●経歴:11歳で奨励会に入会、16歳で初段、21歳で四段(プロ入り)、2023年6月現在八段
●受賞歴:2020年に第48回東京将棋記者会賞を受賞、2022年に通算600達成し将棋栄誉賞を受賞
●弟子:藤井聡太、齊藤裕也、室田伊緒、中澤沙耶、今井絢
●藤井聡太との出会い:藤井聡太が小学1年生の時(弟子として迎えたのは小学4年生の時)
●人柄:弟子に対して無償の愛と言っており、地元の方からも愛される素晴らしい方
●家族:妻の友美子(45歳前後)、子供の有無は不明
いかがでしたでしょうか?
藤井聡太さんの対局が近づくと、必ずメディアに登場されている杉本昌隆八段は、日本一有名な師匠ですね!
物腰がやわらかで、人柄の良さが全身に出ている素敵な方ですよね♪
藤井聡太さんが弟子入りした際は、この子がプロ棋士になれなければ自身は引退する覚悟とまで言っており、責任感の強さも感じられます。
ご両親と二人三脚で天才棋士を育てた杉本昌隆さん、弟子に抜かれたままでは悔しいでしょう…
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