身長198cmから振り下ろされるストレートが武器の野球選手 藤浪晋太郎さんは高校3年生の時には、名門大阪桐蔭高校のエースとして春夏の甲子園連覇を成し遂げ、鳴り物入りでプロ野球の世界に飛び込みました。
プロ野球の世界に入ってからも160km/hを超えるストレートを放ったり、オールスターゲームに出場するなど、その類間れなる才能を見せていました。
しかし、時が経つにつれてその様子は一変…
抜けたボールが多くなり、危険球と呼ばれるボールが増え、四死球を与えることが増えてしまいました。
世間からは、「イップス?」、「メンタルの問題?」、「練習不足?」など様々な憶測が飛び交う中、今年から心機一転、メジャーリーグに挑戦しています。
そんな藤浪晋太郎さんのこれまでは具体的にどの様な人生だったのでしょうか?
現在もアメリカで奮闘している藤浪晋太郎さんの学歴や経歴などについて注目していきたいと思います。
そこで、この記事では…
・藤浪晋太郎のWikiプロフィール
・藤浪晋太郎の学歴
・藤浪晋太郎の経歴
・藤浪晋太郎のコントロールについて
・藤浪晋太郎がメジャー1年目の大谷上回る
・藤浪晋太郎の家族構成
これらのことについて、まとめていきたいと思います。
藤浪晋太郎さんのことを、より知っておきたいという方は必見です。
藤浪晋太郎のWikiプロフィール
名前:藤浪 晋太郎(ふじなみ しんたろう)
生年月日:1994年4月12日(2023年7月現在 29歳)
出身地:大阪府 堺市
血液型:A型
身長:198.1cm
体重:81.6kg
職業:野球選手、投球・打席、投右打
ポジション:投手
プロ入り:2012年(ドラフト1位)
出場:NPB / 2013年3月31日
選手歴:阪神タイガース (2013 -2022)
所属:MLBのオークランド・アスレチックス
同じ日本人とは思えないほどの体格を持つ藤浪晋太郎さんは、現在の年齢は29歳ということで、まだまだこれからが楽しみな選手ですよね。
大阪府出身ということ、関西弁を用いた愛嬌のあるインタビューも印象的です。
藤浪晋太郎さんはどのような道を歩んできたのでしょうか。
藤浪晋太郎の学歴
藤浪晋太郎選手さんは高卒です。
【2006年/12歳】
竹城台東小学校卒業
【2009年/15歳】
堺市立宮山台中学校卒業
【2012年/18歳】
大阪桐蔭高校卒業
【2006年/12歳】
竹城台東小学校卒業
藤浪晋太郎さんの出身小学校は、
竹城台東小学校
地元の小学校ですね。
藤浪晋太郎さんは、小学校1年生の夏に野球を始めました。
同級生の友達が地元の少年軟式野球チームである竹城台東少年野球クラブに入団し、自分も入りたいと言ったことがきっかけでした。
小学1年生ですでに138㎝だった身長は、6年の時には180㎝まで達しています。
マウンドに立つと「高校生が投げてる?」と言われたこともありました。
これぞ規格外だね。
【2009年/15歳】
堺市立宮山台中学校卒業
藤浪晋太郎さんの出身中学校は、
堺市立宮山台中学校
大阪府堺市南区にある地元の市立中学校ですね。
中学時代は「大阪泉北ボーイズ」に所属していました。
身長は小学校卒業時で180.2cm、中学校卒業時で194cmありました。
中学生とは思えない体格から投げられる藤浪晋太郎さんのボールを打てる同級生は多くはなかったのだと思います。
大阪泉北ボーイズでは主に投手を務め、球速は最速142km/hを記録しています。
また、中学3年時にはAA世界野球選手権大会の日本代表に選出されて世界大会にも出場しています。
194cmって..中学生とは思えないね…
【2012年/18歳】
大阪桐蔭高校卒業
藤浪晋太郎さんの出身高校は、
大阪桐蔭高校
大阪桐蔭高校は全国高等学校野球選手権大会の出場12回、うち優勝5回の超名門校です。
藤浪晋太郎さんの高校時代は「浪速のダルビッシュ」と呼ばれていました。
3年生時の春のセンバツでは史上初の全5試合で150km/h以上を計測し優勝を果たしています。
また、同年夏の甲子園では準決勝の明徳義塾戦を9回2安打無失点8奪三振、決勝での光星学院戦では9回2安打無失点、決勝史上最多タイ14奪三振、決勝史上最速の153km/hを記録する等、連続2日の2安打完封投球で勝利し、史上7校目となる春夏甲子園連覇を達成しています。
準決勝、決勝の連続完封は実に20年ぶりの快挙でした。
甲子園での通算成績は、76回を投げて防御率は1.07・90奪三振です。
物凄い成績だね。
秋には第25回AAA世界野球選手権大会の日本代表に選出され、2次ラウンドの3連投を含んだ計4試合で24回1/3を投げ、防御率1.11の成績を残してベストナイン相当の「オールスターチーム」に選出されました。
さらに、国際野球連盟の2012年18歳以下男子年間最優秀選手に選出されました。
10月のぎふ清流国体では仙台育英高校と同時優勝して、松坂大輔を擁した横浜高校以来の史上3校目の「高校三冠」を達成しています。
藤浪晋太郎の経歴
【2013年/18歳】
阪神タイガース入団
【2014年/19歳】
球団史上2人目となる2年連続2桁勝利
【2017年/23歳】
第4回WBC日本代表に選出
【2023年/29歳】
オークランド・アスレチックスへ移籍
【2012年/18歳】
阪神タイガース入団
藤浪晋太郎さんは2012年のプロ野球ドラフト会議で、4球団から1巡目指名を受けた結果、阪神タイガースに入団しました。
契約金1億円+出来高5000万円、年俸1500万円で仮契約をし、高校卒業からプロ野球の道へと進んでいます。
背番号は「19」、プロ野球ファンからは期待の声が多く挙がっていました。
開幕3戦目のヤクルト戦に初先発し敗戦投手となったものの、高卒の新人で開幕3戦目での先発登板は、ドラフト制施行以降では史上最速でした。
その後、徐々に勝ち星を挙げ、監督推薦でオールスターにも選出されています。
プロ1年目のシーズンは、セ・リーグでは、1967年の江夏豊さん以来46年ぶりとなる高卒新人10勝を記録し、新人特別賞を受けています。
高校時代の活躍の勢いのままにプロ野球でも進んでいったんだね
【2013年/19歳】
球団史上2人目となる2年連続2桁勝利
藤浪晋太郎さんは2013年の2年目シーズンで球団史上2人目となる2年連続2桁勝利を記録しています。
1年目シーズンの勢いそのままに、2年目のシーズンも戦い抜いた藤浪晋太郎さんは、高校卒業1年目から2年連続2桁勝利は、2000年の松坂大輔さん以来14年ぶりで、セ・リーグでは1968年の江夏豊さん以来46年ぶりのことでした。
また、同年の日本プロ野球80周年記念試合の阪神・巨人連合チームにも選出されています。
既にプロ野球の歴史に名を刻んでいるね
【2017年/23歳】
第4回WBC日本代表に選出
藤浪晋太郎さんは2017年に第4回WBC日本代表に選出されています。
同大会では、1次ラウンドの中国戦で先発の武田翔太に続く第2先発投手としてWBC初登板を果たしました。
4者連続三振を奪いましたが同時に2つの四死球を与えるなど安定感を欠いてしまい、結局それ以降の登板はありませんでした。
日本代表の最終成績は準決勝敗退(ベスト4)でした。
【2023年/29歳】
オークランド・アスレチックスへ移籍
藤浪晋太郎さんは2023年に阪神からポスティングシステムを利用して、オークランド・アスレチックスへ移籍することとなりました。
前年までの藤波選手の評価は底をついていました。
世間からは、「イップス?」、「メンタルの問題?」、「練習不足?」など様々な憶測が飛び交いました。
そんな中、対戦する打者の頭部にボールがいってしまうこともしばしばあり、環境を変えようと移籍を決意しました。
移籍先のオークランド・アスレチックスとの契約は1年で契約金額は約4億2000万円でした。
開幕ロースター入りを果たたものの、4月1日の対エンゼルス戦でMLB初登は2回1/3を投げて8失点という結果に終わっています。
これからの活躍に期待したいよね
藤浪晋太郎のコントロールについて
藤浪晋太郎さんはコントロールが課題だと言われています。
四死球と暴投が多く、打者の胸元をえぐるボールが散見されます。
なぜコントロールが悪いのか?その原因は見る人によって様々ですが、ここでは主に以下の4つが挙げていきます。
元プロ野球選手の高木豊さんからは「サイドスロー転向案」も出しています。
本人もコントロールに関する自覚はあると思いますが、考えすぎると逆に良くないなんてこともありますよね。
それぞれ詳細をみていきます。
①イップス
コントロールが悪いと思われる原因の一つ目はイップスです。
藤浪慎太郎のイップスのきっかけは阪神時代の2016年7月8日、先発した広島戦で序盤から制球を乱しながらも、教育的措置のように161球で強制完投させた金本知憲さん(当時監督)の采配だと言われています。
臨時コーチを務めた通算219勝の元中日投手、山本昌さんの指導を受けるなどしたものの、完全な克服には至りませんでした。
【イップスとは?】
野球における症状のひとつで「今まで出来ていた動きやプレーが、精神的・心理的な原因によって出来なくなること」という意味
イップスの症状は、ボールが手から抜け出てしまったり、近い距離なのにワンバウンドで悪送球を投げてしまったり、ボールを投げる事自体できなくなったり、人によって異なる
藤浪晋太郎さんにはとにかく自信を持って投げてほしいよね。
②メンタル
コントロールが悪いと思われる原因の二つ目はメンタルです。
イップスの原因ともなりますが、メンタルの弱さから投げたいところに投げきれないといったことがあります。
メンタルは周りの環境などにも起因するため、藤浪晋太郎さんが今年からメジャーリーグに移籍されたのも良いきっかけになるのではないでしょうか。
メンタルが追い込まれて引退していく選手も少なくないもんね
③投球フォーム
コントロールが悪いと思われる原因の三つ目は投球フォームです。
野球関係者は藤浪晋太郎さんの投球フォームについてこう話しています。
・テークバックがばらばら。特に右腕を直角に曲げるトップの位置。
・顔の前に来たと思いきや、後ろに来たりと、
これだけ再現性がなければ、コントロールがuまく定まらないのも無理はない。
・持ち味であるリーチの長さが活かしきれていない。
同じ190cm超えの長身投手では、大谷翔平さんやダルビッシュ有さんがいます。
2人はテークバックの際、内野手の送球のようにコンパクトに腕を折りたたむ「ショートアーム」に変えた事で、制球力の向上に成功しました。
また、「ショートアーム」は肩、肘への負担が減る投法でもあり、近年流行りの投球フォームです。
藤浪晋太郎さんも投球フォームの改造が現実的なのかもしれないね
④練習不足
コントロールが悪いと思われる原因の四つ目は練習不足です。
藤浪晋太郎さんは練習嫌いなことで有名な選手です。
阪神タイガース在籍時代は練習に遅刻をして2軍落ちしたり、同僚だった能見篤史さんから、「練習量が30代の僕と同じ」と苦言を呈されたこともありました。
また、シーズンオフにバラエティ番組に出演した際、「高校の時の練習はしんどかった。プロの練習はめちゃくちゃ楽」と話し、ファンを呆れさせたことあります。
たとえプロ野球選手であっても練習を怠らず、努力する必要がありますよね。
やはり練習あるのみですね。
藤浪晋太郎の英語力
藤浪晋太郎さんの英語力は高いです。
オークランド・アスレチックスの入団会見の時に行った藤浪晋太郎さんの英語スピーチは圧巻でした。
流暢な発音でユーモアを交えて心のこもった言葉は、その場にいた米メディアの心を鷲掴みにしました。
「Hi!Nice to meet you」で始まったスピーチは、つかみでインパクトを与えています。
「Please call me FUJI like MT.FUJI(フジと呼んでください。富士山の様に)」
藤浪晋太郎さんは「日本では晋太郎と呼ばれていますが「シン」は発音しずらいかなと。「フジ」の方がもよく知られているのでわかりやすい」とのアイデアから日本一の富士山をかけた呼び方で、米メディアの心をつかみました。
最後に力強く「GO!Oakland A’S(ゴー・オークランド・エーズ)」という言葉で締めると、会見場が沸きました。
これは約1分20秒の英語スピーチです。
「カンペ」はありましたが、かなり勉強してきたのだなと感じられる、流暢な発音に加えて日本人メジャーリーガーの入団会見ではめずらしいロングスピーチでした。
英語でのスピーチは1分でもかなり難しいもんね
藤浪晋太郎がメジャー1年目の大谷を上回る
藤浪晋太郎さんのメジャー1年目の成績が大谷翔平さんのメジャー1年目の成績(勝利数)を上回っています。
引用:読売新聞オンライン
2人は同級生なこともあり、高校時代からライバルとされ比較されてきました。
藤浪晋太郎さんのここまでの成績は以下です。(2023年7月7日時点)
【藤浪選手の成績】
防御率:9.35
勝利数:5
敗戦数:7
ホールド:2
奪三振:46
比べて、大谷翔平さんのメジャー1年目の投手成績です。
【大谷選手メジャー1年目の成績】
防御率:3.31
勝利数:4
敗戦数:2
ホールド:0
奪三振:63
なんと、勝利数では藤浪晋太郎さんが上回っています。
藤浪晋太郎さんは序盤は先発を任せれていましたが、現在ではリリーフとして登板しています。
リリーフとして5勝挙げるのは珍しいよね
防御率と敗戦数には目を瞑りたいものですね。
また、オークランド・アスレチックスも今シーズン低迷しているので、来シーズンの藤浪晋太郎さんの進退もこれからにかかっていると思います。
藤浪晋太郎の家族構成
藤浪晋太郎さんは4人家族で、家族構成は、
父親、母親、本人、弟の4人
藤浪晋太郎の父親
藤浪晋太郎さんの父親は藤浪晋(すすむ)さんです。
名前:藤浪 晋(ふじなみ すすむ)
生年月日:1964年(誕生日不明)
年齢:59歳(2023年7月現在)
職業:健康保険組合従業員
出身地:大阪府岸和田市
出身高校:岸和田高等学校
出身大学:大阪市立大学法学部
身長:185cm
藤浪晋太郎さんの「晋太郎」という名前は、父親の名前から1文字をもらい、両親が「しんたろう」という響きが好きだったために名付けられました。
また、藤浪晋太郎さんが中学入学時に大阪泉北ボーイズに入団すると同時に、ご自身もコーチとして加入し指導を行っています。
藤浪晋さんは根っからのジャイアンツファンなんだよ。
藤浪晋太郎の母親
藤浪晋太郎さんの母親は藤浪明美(あけみ)さんです。
高校時代はバレーボール部に所属しており身長は162㎝あります。
情報はあまりありませんでしたが、藤浪晋太郎さんとの心温めるエピソードがありました。
入団1年目の母の誕生日だった日、
藤浪投手は誕生日前から「何か欲しいものはない?」と聞き、当日の朝にも「誕生日おめでとう。ところで、欲しいものは決まった?」とメールをしています。
母の明美さんは「私の方が、なかなか決められなくて…」と苦笑しながら、息子の「思いやり」に笑顔を見せていました。
藤浪晋太郎さんは親孝行な息子だね。
そんな両親の支えもあり、藤浪晋太郎さんは努力を続けています。
藤浪晋太郎の兄弟は弟が一人
藤浪晋太郎の兄弟は弟が一人おり、2歳年下で、名前は藤浪滉二郎(こうじろう)さんです。
身長は、高校3年生時点で188㎝なので、やはり高いですね。
藤浪滉二郎さんも野球をしており、大阪体育大学浪商高等学校を卒業後、大阪産業大学でプレーしていました。
現在の詳しい情報はありませんでしたが、お兄さんを陰から見守っているのだと思います。
まとめ
ここまで藤浪晋太郎さんについて色々とまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。
簡単にまとめると、
・高校時代は大阪桐蔭高校で初夏の甲子園連覇
・ドラフト1位で阪神タイガースへ入団し活躍
・2023年にオークランド・アスレチックスへ移籍
・コントロールに難あり
・英語力が高くオークランド・アスレチックス入団会見で圧巻のスピーチを披露
・メジャー1年目の大谷翔平の勝利数を上回る
・家族構成は父親・母親・本人・弟の4人家族
この様になります。
藤浪晋太郎さんはまだまだ活躍が期待できるポテンシャルのある選手です。
これからも家族のため、そしてご自身のためにも頑張ってほしいと思います。