高校歴代最多となる140本のホームランを放った怪物スラッガーの佐々木麟太郎さんは、大谷翔平選手や菊池雄星選手を輩出した花巻東高校出身で、2023年夏の甲子園でも大活躍を見せました。
このまま佐々木麟太郎さんがプロ野球の世界へ進むのか、進路にも注目が集まっていましたが、米国の大学留学が決定しました。
そこでこの記事では…
佐々木麟太郎のWikiプロフィール
佐々木麟太郎の学歴
佐々木麟太郎の高校野球での成績
佐々木麟太郎の評価
これらのことを中心にまとめていきたいと思います。
佐々木麟太郎さんの事が好きでより詳しく知りたいという方はもちろんのこと、佐々木麟太郎さんを初めて知ったという方もこの記事をきっかけにして興味を持っていただけたら幸いです。
佐々木麟太郎のWikiプロフィール
プロフィール
●名前:佐々木 麟太郎(ささき りんたろう)
●生年月日:2005年4月18日(2024年1月現在 18歳)
●出身地:岩手県北上市
●身長:184cm
●体重:113kg
●ポジション:ファースト
高校歴代最多ホームランを放った怪物スラッガーの佐々木麟太郎さんは、岩手県北上市出身で現在18歳です。
佐々木麟太郎さんは両親と妹の4人家族で、父親は大谷翔平選手や菊池雄星選手らを育成した花巻東高校野球部の佐々木洋監督です。
「麟太郎」という名前は、日本人で初めて太平洋を渡った勝海舟の幼年期の名前に由来しており、「誰も成し遂げていない新たな道を切り開いて欲しい」という願いが込められています。
キリッとした目元が特徴で顔立ちは父親譲りだね。
佐々木麟太郎の経歴
佐々木麟太郎さんは小学1年生の時に軟式野球を始めました。
父親の洋さんが監督を務める縁もあり、幼少期から花巻東高校のグラウンドに通っており、
選手たちが白球を追う姿に感銘を受けたことがきっかけ
でした。
佐々木麟太郎さんは当時からその才能を存分に発揮しており、小学校の時に所属していた野球チームでは6年生の1年間で25本のホームランを放ちました。
佐々木麟太郎さんが6年生だった頃には、練習であまりにもホームランを連発し、民家に打球を放り込んでいたことから、監督から、『センター返し』命令が下りました。
また、小学生の時には毎日素振り300回のノルマを自分に貸し、上達のための努力を惜しみませんでした。
当時から努力をしていたんだね
中学時代の監督は大谷翔平の父
中学時代は大谷翔平選手の父が監督を務める硬式の金ヶ崎リトルシニアに入団しました。
中学時代はピッチャー兼サードとしてプレイし、中学2年生時には東日本選抜大会にも出場し優勝も経験ありました。
大谷選手の父は、指導の中で大谷選手の幼少期に教えたことと同じこと(逆方向の左中間への二塁打を意識すること)を佐々木麟太郎さんに教えました。
中学時代は練習の一環で木製バットも使用しており、飛距離が出にくいと言われる中、ホームランを連発していました。
大谷選手の父は、「当時から翔平もホームランを連発していましたが、麟太郎のパワーは段違いです」と佐々木麟太郎さんを絶賛しており、引っ張ってホームランはいつでもできるため、それよりも逆方向へ強い打球を打つことでどんなコースにも対応できるような練習をさせていました。
また、佐々木麟太郎さんは中学時代から身体が大きく、守備の動きに鈍さがあったため、大谷選手の父は、「麟太郎に打つだけの選手になってほしくない」という思いから、大きな体でもキレのある動きが出るように体幹トレーニングで徹底的に鍛え上げました。
中学時代に作り上げた土台が高校でも活きているんだね。
また、佐々木麟太郎さんは中学生の時からフォアザチームを貫く精神と当たり障りない気さくな性格も評価されていました。
当時中学生の中でも注目の的となっており、周りにはいつもたくさんの人たちが集まっている中で、その声援に対し、佐々木麟太郎さんはいつも最後まで手を振り続け、写真や握手にも気兼ねなく対応し、好青年ぶりを発揮していました。
佐々木麟太郎の学歴
学歴
【2018年 12歳】
北上市立江釣子中学校入学
【2021年 15歳】
学校法人花巻学院花巻東高等学校入学(在学中)
それでは詳細をみていきます。
【2018年 12歳】北上市立江釣子中学校入学
佐々木麟太郎さんの出身中学校は北上市立江釣子中学校です。
北上市立江釣子中学校
所在地:岩手県北上市上江釣子17地割172-1
佐々木麟太郎さんの得意教科は歴史で、父親である洋さんが花巻東高校の社会科の教諭ということもありその影響を受けています。
幼少期から野球漬けの日々を送ってきたのかと思いきや、実は学校生活でもしっかり結果を残しており、中学では生徒会長を務め、学力テストでは平均80点以上でした。
まさに文武両道だね
【2021年 15歳】学校法人花巻学院花巻東高等学校入学
佐々木麟太郎さんは学校法人花巻学院花巻東高等学校に在学中です。
学校法人花巻学院 花巻東高等学校
所在地:岩手県花巻市松園町55-1
写真からも分かるように、隣には野球場が併設されており、野球をするには最適な環境です。
高校進学を控えた佐々木麟太郎さんの中では花巻東高校への進学1本に絞っていました。
そんな中、父・洋さんは、親子の関係を捨て指導者として公平に指導ができるのかどうか悩み、監督の立場として麟太郎さんの花巻東高校への進学に反対していました。
しかし、佐々木麟太郎さんは自らの意思を貫き、
花巻東じゃなければ自分は野球を捨てる覚悟がある。花巻東一本で行きたい。
と並々ならぬ思いを露にし、花巻東高校へ入学しました。
大谷選手が花巻東高校時代に作成した目標達成シートが有名ですが、佐々木麟太郎さんも取り組んでいます。
佐々木麟太郎さんが目標達成シートの真ん中に書いた言葉は、
チームのために命を捧げてプレーする
ということでした。
目標達成シートとは?
9×9マスのシートの真ん中に目標を書き、目標達成のために何をする必要があるかを周りに記載し、行動を具体化していくというもの。
大学進学の可能性
佐々木麟太郎さんに熱視線を送っているのはプロ野球のスカウトだけでなく、大学を含めた激しい争奪戦が予想されています。
現時点で進路について本人の口から語られていませんが、鍵を握るのは父親の洋さんだと言われています。
父親の洋さんは、
大学の4年間で守備や走塁を鍛えてからでも遅くない
という考えを示しています。
しかし、花巻東高校への進学がそうであったように、最終的には佐々木麟太郎さん自身が決断をすることでしょう。
現時点(2023年9月8日)では、大学進学の可能性も十分考えられると思います。
佐々木麟太郎の高校野球での成績
佐々木麟太郎さんは高校通算140本のホームランを放ち、歴代最多記録を更新しました。
花巻東高校で1年生からレギュラーの座を掴んでいた佐々木麟太郎さんは、高校1年生の1年間で56本のホームランを放ち、大谷選手の3年間の通算56本にわずか1年で並んでいました。
高校1年生時の県大会では3打席連続を含む計4本のホームランを記録し衝撃のデビューを飾り、甲子園を懸けた夏の県大会でも2本のホームランを放ちチームの準優勝に貢献しました。
その後、秋の県大会でも3本のホームランを放ち、続く東北大会でも活躍を見せ、優勝に大きく貢献しました。
輝かしい記録を残した佐々木麟太郎さんは高校1年生ながらも、ドラフト1位候補として注目される存在となっていました。
高校1年生の時から素晴らしい活躍だったんだね。
高校2年生に上がると、春の甲子園選抜大会に出場しましたが、4打数無安打で初戦敗退、夏の県予選も甲子園まであと一歩のところで敗退しました。
その後、佐々木麟太郎さんは新チームでキャプテンに任命され、秋の県大会で優勝し、4月には清宮選手の持っていた高校通算記録を更新しました。
迎えた3度目の夏の大会、背中の張りの影響が心配されていた佐々木麟太郎さんでしたが、県予選で打率.333と結果を残し、自身2度目となる甲子園出場を決めました。
佐々木麟太郎さんは甲子園初戦と3回戦で3安打を放つ大活躍を見せましたが、ホームランは出ず、準々決勝で仙台育英に敗れ、最後の夏を終えることとなりました。
佐々木麟太郎はドラフト何位?
佐々木麟太郎さんがプロ志望届を提出するのであれば、ドラフト1位が予想されます。
この裏付けとしては、高校通算111本のホームランを放った清宮幸太郎選手の存在があります。
清宮選手は2017年に行われた第53回プロ野球ドラフト会議で、高校生最多タイの7球団が1位指名で競合を受け、日本ハムが交渉権を獲得しました。
これを考えると、清宮選手の成績を超える佐々木麟太郎さんも複数の球団から1位指名を受けることになるでしょう。
2023年のドラフトの目玉となりそうな選手は?
佐々木麟太郎(花巻東高校) :高校通算140本の怪物スラッガー
前田悠伍 (大阪桐蔭高校):本格派の左腕
細野晴希 (東洋大学) :最速155キロの大型左腕
度会隆輝 (ENEOS) :広角に打ち分けられる中距離ヒッター
2023年のドラフト会議は、10月26日に開催されます。
ドラフト会議が待ち遠しいね。
佐々木麟太郎スイングスピードは何キロ?
佐々木麟太郎さんは2023年甲子園前の練習で、スイングスピードは134キロを計測していました。
高校生の平均は約120キロとされているため、佐々木麟太郎のスイングがずば抜けて早いことが分かりますね。
プロ野球選手の平均も約140キロですので、佐々木麟太郎さんは、既にプロ野球選手並みのスイングスピードを持っています。
ここから進路先で良い指導者から技術を学び、より筋力をつけていけば、更に伸びることでしょう。
歴代プロ野球界最速のスイングスピードと言われる柳田悠岐選手の163.6キロも夢ではないかもしれません。
また、佐々木麟太郎さんの最大の魅力は、空振りしようが常にフルスイングできることであり、飛距離が出るのも納得できますね。
ここからの成長も楽しみだね。
佐々木麟太郎の評価
佐々木麟太郎さんへの評価は、
・変化球にも対応できる強さに加え、チームバッティングもできる
・大物になる器
・ボールにバットが当たってから少し押す感じでボールを打てており、飛距離を出す打撃ができている
・痩せないとプロでは厳しいのではないか
・佐々木が守れるのはファーストのみでプロで守れるポジションが強打者の指定席しかないことがネック
・よほど打撃が突出してなければ、ファーストでレギュラーの座は掴めない
この様に考えられています。
佐々木麟太郎さんの評価がうなぎ登りになったのは、2023年7月の愛知高野連招待試合で愛工大名電高校、東邦高校、中京大中京高校などの愛知県の甲子園常連校と対戦した時でした。
2日間で計4試合で行われた中、佐々木麟太郎さんは4本のホームランを放ち、強豪校相手にそのパワーを見せつけました。
また、打球を遠くに飛ばせる天性のパワーに注目されがちですが、日米のスカウトからは、
変化球にも対応できる強さに加え、チームバッティングもできる
と技術の高さを評価されています。
一方でプロ野球の世界に入ってすぐに活躍できるのかという点においては、不安視される声もあがっています。
佐々木麟太郎さんのホームランの秘訣は何といってもその大きな体格ですが、その一方で、日本ハムの清宮選手が新庄監督からの進言でスリム化したことで結果を残したことから、
痩せないとプロでは厳しいのではないか。
という意見や、
佐々木が守れるのはファーストのみでプロで守れるポジションが強打者の指定席しかないことがネック。
よほど打撃が突出してなければ、ファーストでレギュラーの座は掴めない。
という厳しい意見もあがっています。
また、佐々木麟太郎さんは怪我が多く、疲労骨折や手術も経験しており、その影響でバッティングの調子を崩すこともあり、怪我も心配視されています。
そんな中、日本プロ野球史上唯一となる3度の三冠王を達成し、中日の監督として4度のリーグ優勝・1度の日本シリーズ優勝を果たした落合博満氏は、
大物になる器だ
と佐々木麟太郎さんにお墨付きを与えています。
落合氏の選手を見る目は超一流で、選手を褒めることも珍しいですので、佐々木麟太郎さんのこれからが益々楽しみになりますね。
また、野球評論家の江川卓氏も、
ボールにバットが当たってから少し押す感じで、ボールを打てており、飛距離を出す打撃ができている
と佐々木麟太郎さんを絶賛しています。
これからの成長に期待したいね。
まとめ
●佐々木麟太郎は岩手県北上市出身の18歳(2023年9月時点)
●佐々木麟太郎野球を始めたきっかけは花巻東の選手たちが白球を追う姿に感銘を受けたこと
●北上市立江釣子中学校卒業し花巻東高校へ入学し、現在在学中(2023年10月時点)
●佐々木麟太郎はアメリカの大学へ進学する事が決定
●高校通算140本のホームランを記録
●2023年のドラフト1位候補
●スイングスピードはプロ野球選手に匹敵する
●佐々木麟太郎の評価は高く落合博満からもお墨付きを受けている
いかがでしたでしょうか?
高校通算140本のホームランを記録した佐々木麟太郎さんはまさに怪物スラッガーでした。
ファンとしては、早くプロ野球の世界で活躍する佐々木麟太郎さんを見たいものですが、アメリカ留学が決定していますので、もしかしたら数年先にプロ入りする可能性を待ちましょう。
佐々木麟太郎選手のこれからのご活躍を益々期待しています♪