8月31日に神奈川県秦野市の老舗旅館「元湯 陣屋」で行われた第71期王座戦で藤井聡太七冠に完勝した永瀬拓矢さんは現在『王座』のタイトルを持っており、今回の王座戦で5連覇を成し遂げれば、史上3人目となる永世称号の『名誉王座』を獲得することとなります。
将棋界において、羽生善治さんや藤井聡太さんがテレビやSNSなどで話題になる中、永瀬拓矢さんも沸々と勝利を重ねていました。
そんな永瀬拓矢さんは一体どんな方なのか気になりますね。
そして今回の記事では、
永瀬拓矢のWikiプロフィール
永瀬拓矢の学歴
永瀬拓矢の経歴
藤井聡太との仲良しエピソード
これらのことを中心にまとめていきたいと思います。
永瀬拓矢さんの事が好きでより詳しく知りたいという方はもちろんのこと、永瀬拓矢さんを始めて知ったという方もこの記事をきっかけにして興味を持っていただけたら幸いです。
永瀬拓矢(棋士)のWikiプロフィール
プロフィール
●名前:永瀬 拓矢(ながせ たくや)
●生年月日:1992年9月5日(2024年1月現在 31歳)
●出身地:神奈川県横浜市
●棋士番号:276
●段位:9段
●師匠:安恵照剛八段
●竜王戦:1組(1組:6期)
●順位戦:A級(A級:3期)
●趣味:漫画を読むこと
将棋棋士として活躍する永瀬拓矢さんは、神奈川県横浜市出身で現在30歳です。
永瀬拓矢さんは将棋に関してストイックであることから、「軍曹」という異名を持ちます。
お顔立ちからも、真面目で頭が良いというのが伝わってきますよね。
そんな永瀬拓矢さんの実家は意外なことにラーメン屋さんでした。
お店の名前は、『川崎家 榎町店』
店内には永瀬拓矢さんのグッズも展示されているようだよ。
永瀬拓矢の学歴
永瀬拓矢さんの最終学歴は中卒です。
学歴
【2008年15歳】
横浜市立本牧中学校卒業
【2008年15歳】横浜市立本牧中学校卒業
永瀬拓矢さんの出身中学校は横浜市立本牧中学校です。
横浜市立本牧中学校
所在地:神奈川県横浜市中区本牧和田32-1
横浜市立本牧中学校は、坂の上にある学校です。
登下校大変そうだね…
永瀬拓矢さんは小学校から将棋を始めていますが、学校の勉強はなかなか上手くいっておらず、放課後に学校に残されることもありました。
さらに学校での居心地も悪かった様で、「小学校はずっと保健室にいたイメージです」と本人も語っています。
高校に進学しなかった理由
永瀬拓矢さんは高校には進学しませんでした。
高校に進学しなかった理由については、
自分には合わない。自分の行く場所ではない
と考えた為でした。
この永瀬拓矢さんの決断に両親も驚いたようですが、反対や反論はしませんでした。
それにしても、永瀬拓矢さんが中卒だったとは驚きですよね。
「我が道を進むという精神」が
永瀬拓矢さんの強さの秘訣かもしれないね
永瀬拓矢の経歴
永瀬拓矢の経歴
【2002年/9歳】
・将棋を始める
【2009年/16歳】
・四段に昇段しプロ入り
【2019年/26歳】
・タイトル『叡王』『王座』獲得
【2023年/30歳】8月31日
・第71期王座戦で藤井聡太竜王・名人と対戦し見事勝利
それでは詳細をみていきます。
【2002年/9歳】
将棋を始める
永瀬拓矢さんは2002年の9歳(小学3年生)で将棋を始めます。
引用:JT
永瀬拓矢さんが9歳だったクリスマスの夜にオセロをしていたところ、おじいちゃんから、「もっと面白いのがあるぞ!」と将棋の駒と盤をプレゼントしてもらいました。
それが、永瀬拓矢さんと将棋の出会いでした。
きっかけはおじいちゃんだったんだね。
そして、おじいちゃんに将棋のやり方を教わりながら永瀬拓也さんはすぐに将棋にのめり込み、独学で勉強を始めました。
その後、永瀬拓矢さんは近所の将棋カルチャースクールの将棋講座に通い、わずか2年ほどで初段になりました。
順調に成長していった永瀬拓矢さんは、小学6年生で奨励会に入会しました。
奨励会は日本将棋連盟のプロ棋士養成機関で、永瀬拓矢さんは幾多のライバルたちと出会い、自身の実力不足を痛感し、伸び悩む時期もありました。
そんな中、永瀬拓矢さんに声を掛けてくれたのが佐々木勇気さんと師匠である安恵照剛さんでした。
永瀬拓也さんが小学生時代に行った独学とは?
将棋の対局のテレビを見たり新聞の将棋観戦記欄を見ること
将棋の対局をテレビで見るのは小学生でもできますが、新聞の将棋観戦記欄には対局の指し始め図と終了図の画像だけしか張られていない
永瀬拓也さんはその画像を頼りに指し手を考えていた
【2009年/17歳】
四段に昇段しプロ入り
永瀬拓矢さんは、2009年17歳でプロ入りしました。
プロになった永瀬拓矢さんには将来の願望が特にありませんでしたが、実力は圧倒的で勝ち星を積み上げていき、佐藤康光さん(9段)や加藤一二三さん(9段)にも勝利しています。
黙々と将棋を指していた永瀬拓矢さんですが、プロ入りから2年後に鈴木大介さん(9段)と出会ったことで転機が訪れました。
永瀬拓矢さんはある日突然、
鈴木さん。僕に将棋を教えてください。
と電話をかけました。
ですが鈴木大介さんは、「勝ちと見たら相手の駒を全部取りに来る生意気な騎士」、「根絶やしにする将棋をする」という噂を聞いており、1度は断りました。
しかしその後も永瀬拓矢さんは諦めず電話をかけ続け、その熱量に押された鈴木大介さんは永瀬拓矢さんに将棋を教えることになりました。
鈴木大介さんは当時の事を、
永瀬君の変な噂を聞いていましたが、実際に見てみると凄く真面目でした
と振り返っています。
そして、鈴木大介さんの指導を受けた永瀬拓矢さんは、棋士として急激に飛躍していきました。
永瀬拓矢さんの熱量は凄いね。
【2019年/26歳】
タイトル『叡王』『王座』獲得
永瀬拓矢さんは、2019年にタイトル『叡王』『王座』を獲得しました。
永瀬拓矢さんは、当時の『叡王』タイトル保持者であった高見泰地さんを4連勝で破り、見事自身初タイトルとなる『叡王』を獲得しました。
その後日、永瀬拓矢さんのタイトル獲得を祝うイベントの中で、子供から、
将棋に必要なのは本当に才能ではなく努力なんですか?
という質問を受けた永瀬拓矢さんは、
自分は子供の頃、何をやってもうまくいかない子供でした。
でも将棋と出会えた。
才能はないとすぐに分かりましたけど、努力することはできたんです。
大切なのは好きなことを見つけて努力を続けることだと思っています。
と力強く答えました。
永瀬拓矢さんの絶え間ない努力が結果をもたらしたんだね。
改めて努力することの大切さを学んだよ。
また、永瀬拓矢さん第67期王座戦で勝利し、『王座』のタイトルも手にしました。
【2023年/30歳】
第71期王座戦で藤井聡太竜王・名人と対戦し見事勝利
永瀬拓矢さんは、2023年8月31日に神奈川県秦野市の老舗旅館「元湯 陣屋」で行われた第71期王座戦で藤井聡太さんと対戦し、見事勝利しました。
お互いに持ち時間を使い切り1手1分未満で指す激戦の末、勝利した永瀬拓矢さんは、史上3人目の永世称号『名誉王座』に向けて、好発進を切りました。
永瀬拓矢と藤井聡太の仲良しエピソード3つ
永瀬拓矢さんと藤井聡太さんは仲良しで知られています。
仲良しエピソード
●定期的に練習将棋をしている
●ショートケーキのイチゴを食べる順番を指導
●インタビューの回答
ここからは詳細を見ていきましょう。
仲良しエピ③定期的に練習将棋をしている
永瀬拓矢さんと藤井聡太さんは定期的に練習将棋をする仲です。
練習将棋を始めた当初はお互いに無冠でしたが、いまや二人でタイトルを独占するほどに成長しました。
もはやお互いに手の内を知り尽くしているのかもしれませんね。
お互いがお互いを引き上げ強くなったんだね
仲良しエピ②ショートケーキのイチゴを食べる順番を指導
藤井聡太さんは永瀬拓矢さんにショートケーキのイチゴを食べる順番を指導しています。
藤井聡太さんは三男だったこともあり、ショートケーキのイチゴを食べる順番にこだわりがありました。
まとめるとこんな感じです。
藤井聡太さん(三男)
・イチゴは最初に食べる派
・兄弟に取られてしまう可能性があるため
永瀬拓矢さん(長男)
・イチゴは最後まで残す派
・長男なので兄弟に取られる心配がないため
藤井聡太のエピソードを聞いた永瀬拓矢さんは、その日からショートケーキのイチゴを最初に食べるようになりました。
なんだか可愛いエピソードだね
仲良しエピ③インタビューの回答
藤井聡太さんはインタビューで、一番仲が良いのは永瀬拓矢さんだと答えています。
永瀬拓矢さんはよく藤井聡太さんにお弁当を買ってあげています。
2人は10歳程度年が離れていますが、藤井聡太さんからすれば『仲の良いお兄さん』、永瀬拓矢さんからすれば、『可愛い弟』のような関係なのかもしれません。
まとめ
●永瀬拓矢は横浜市出身の30歳(2023年8月時点)
●永瀬拓矢の最終学歴は横浜市立本牧中学校卒業卒業
●永瀬拓矢が高校進学をしなかったのは「自分の行く場所ではない」と思った為
●永瀬拓矢は9歳のときにおじいちゃんのプレゼントがきっかけで将棋を始めた
●永瀬拓矢は17歳でプロ入り
●永瀬拓矢は2023年8月31日に行われた第71期王座戦で藤井聡太との激戦の末勝利
●永瀬拓矢と藤井聡太は普段から練習将棋をしており、ケーキの食べ方について語るほど仲が良い
いかがでしたでしょうか?
永瀬拓矢さんは真面目な努力家で、人柄も良いことが分かりました。
これからも藤井聡太さんと共に切磋琢磨し合ってほしいですね。
これからのご活躍を益々期待しています♪