昨シーズンの飛躍に続き、2023年8月から開幕した2023~2024シーズンでも絶好調の三笘薫選手は、2023年9月1日時点でリーグ戦は3節を消化し、既に1ゴール2アシストの結果を残しています。
上々の滑り出しに、「今季は一体どこまで数字を伸ばせるのか」と興奮するサッカーファンも多いことでしょう。
昨シーズン以上の活躍が期待される今シーズンの三笘薫選手ですが、所属するブライトンではどのくらいの年俸をもらっているのでしょうか。
また、度々移籍話が噂される三笘薫選手ですが、移籍金の値段なども気になりますよね。
そこでこの記事では、
・ブライトンでの年俸
・これまでの三笘薫の年俸
・三笘薫の市場価値
・ライバルの加入で三笘薫は移籍する?
これらについてご紹介します。
現在プレミアリーグで大活躍中の三笘薫選手の価値は一体どのくらいなのか、この記事で是非チェックしてください。
【2024年】三苫薫の年俸
三笘薫選手は日本円で約40億円(5年間)でブライトンと契約延長しましたので、年俸はおおよそ8億円です。
ただ、この契約には出来高によるボーナスも含まれおり、活躍次第では年俸が最大14億円まで上がる契約との報道もありました。
2022~2023年シーズンの活躍を見たブライトンは、三笘薫選手との契約期間を残しながらも契約延長のオファーを検討しました。
三苫薫の年俸は安い?
三笘薫選手の今までの年俸は、実はブライトンの中でもリーグ全体の中でもかなり安い金額になります。
三笘薫選手がプレーするプレミアリーグは、「世界一裕福なリーグ」とも言われており、リーグ全体の平均年俸は4億円ほどです。
2022/23シーズンのブライトンの平均年俸は2億8200万円と報じられていたので、三笘薫選手の年俸は平均より1億円もした下回っていることになりますね。
あれだけ活躍したのに平均以下の年俸なのか…
ただ、既述したようにブライトンは三笘薫選手の活躍をしっかりと評価しており、その証拠に年俸8億円の年俸で契約となりました。
おそらくブライトンも三笘薫選手がここまで活躍するとは思ってもいなかったはずです。
結果的にブライトンにとっては三笘薫選手は、低コストで何倍もの活躍をしてくれるコスパ最強の選手になったと評価されたんですね。
言い換えれば、三笘薫選手の移籍時の期待値と実際の活躍があまりにもかけ離れ過ぎていたということになり、改めて三笘薫選手の凄さが伝わるのではないでしょうか。
三苫薫の契約内容
三笘薫選手の今までの契約内容は、4年契約の年俸7億円です。
上記の契約がベースで、なおかつ出来高のボーナスも含まれているので、実際はもっと多くの給与を受け取っていることでしょう。
チーム内での役割は、当初はベンチ要員との味方が強く、主力選手としての活躍は見込まれていませんでした。
というのも、ブライトンに加入する前はJリーグの川崎フロンターレでプレーしており、代表や欧州での実績が乏しい三笘薫選手の評価決して高くはありませんでした。
プレミアリーグでプレーするには労働許可証の問題もあり、EU圏外の選手は母国のA代表チームで
過去2年間に指定された大会で30%以上の出場時間を得ている
等の厳しい条件が定められています。
プレミアリーグの条件はかなり厳しいんだね…
実際に当時の三笘薫選手も日本代表での出場時間が足りず、その条件をクリアできませんでした。
ブライトン加入と同時にベルギーのロイヤル・ユニオンSGに期限付き移籍をしたのも、その条件をクリアするためです。
そういった条件を満たせないEU圏外の選手は、とりわけ年俸が安く設定されるケースが多く、三笘薫選手の期待値が低かったのも理解できますよね。
ただ、現在はチーム屈指のドリブラーとして主力選手の1人に定着しており、加入時からは誰も想像がつかなかった飛躍を見せ、ブライトンの攻撃陣を牽引しています。
ブライトンの年俸上位5名
ブライトンに所属している選手で、年俸が高い選手上位5名は、
1位 アダム・ララーナ
2位 ルイス・ダンク
3位 パスカル・グロス
4位 アダム・ウェブスター
4位 ダニー・ウェルベック
1位 アダム・ララーナ(35歳)
年俸:6.6億円
前所属:リバプール
実績:元イングランド代表
2位 ルイス・ダンク(31歳)
年俸:5.8億円
前所属:プリストルシティ
実績:イングランド代表
3位 パスカル・グロス(32歳)
年俸:4.3億円
前所属:インゴルシュタット
実績:ドイツ代表
4位 アダム・ウェブスター(28歳)
年俸:4億円
前所属:イプスウィッチ
実績:イングランドU-19代表
4位 ダニー・ウェルベック(32歳)
年俸:4億円
前所属:ワトフォード
実績:イングランド代表
傾向としては、主に30歳を超えた代表での実績がある選手が多くの年俸を貰っている印象がありますね。
もし噂れている新契約に三笘薫選手がサインしましたので、年俸8億円で一気に1位になりました。
チーム内最高額の年俸を提示するほど、三笘薫選手の活躍をブライトンが評価している証拠ですね。
ブライトンのクラブ最高額の移籍金はいくら?
三笘選手は契約金約129億5000万円と言われています。
ブライトンのクラブ史上最高額の移籍金は51億円です。
この移籍金が支払われたのは、2023年夏にワトフォードから加入したジョアン・ペドロ選手は、ワトフォードでプレーした3年間でプレミアリーグとチャンピオンシップ(2部)で23得点を挙げた、21歳のブラジル人ストライカーです。
契約期間は5年間で、ブライトンのクラブ規模ではかなり異例のビック移籍となりました。
逆にクラブ最高額の売却となったのは、2023年夏にチェルシーへ移籍したカイセドのケースで、約211億円の移籍金を得たと言われています。
211億円を払える方もすごいね。
211億円での移籍はイングランド史上最高額の移籍であり、かなり話題を集めました。
そのほかにもブライトンは大型移籍を何度も成功させており、安く選手を仕入れて高値でほかクラブに売却するエキスパートとして知られています。
三苫薫の年俸推移
三笘薫選手の過去の在籍時のチームごとに、深掘りしていきます。
川崎フロンターレ
大卒で入団した川崎フロンターレでの三笘薫選手の年俸は、480〜2000万円です。
一見480万円は安いと思うかもしれませんが、Jリーグの規定で新卒選手の年俸は480万円と定められているので、新卒選手としては最高額の年俸を貰っていたんですね。
プロ1年目から33試合出場16ゴール13アシストといった凄まじい結果を残し、2年目には2000万円にアップいたしました。
2年目のシーズン途中にブライトンへの移籍が発表されたので、三笘薫選手がJリーグでプレーしたのは僅か1年半ほどの期間だけでした。
その短い期間でも、衝撃的なドリブルを見せて非常にファンを楽しませてくれましたね。
ロイヤル・ユニオンSG
ブライトンへの加入と同時にベルギーのロイヤル・ユニオンSGへの期限付き移籍が発表されましたが、当時の年俸は1億7500万円でした。
期限付き移籍はあくまで保有元のクラブから貸し出される契約であって、三笘薫選手を保有しているのはブライトンです。
なのでブライトンの年俸はそのままに、ロイヤル・ユニオンSGでプレーしていました。
ちなみにベルギーリーグの平均年俸は3.7億といわれいるので、三笘薫選手の年俸はベルギーでもそこまで高いわけではありませんでした。
しかしロイヤル・ユニオンSGでは27試合出場7ゴールの活躍で、途中出場ながらハットトリックも記録するなど衝撃的な活躍を連発しています。
ベルギーのみにとどまらず、その名を欧州中に広める活躍を披露しました。
ブライトン
2022年にロイヤル・ユニオン・SGから正式に復帰した三笘薫選手ですが、年俸は変わらず1億7500万円のままです。
契約内容は変わっていないので、年俸もロイヤル・ユニオン・SG時代と変わらずですね。
ただ、既述したようにブライトンとの契約には出来高制のボーナスも含まれていました。
ブライトンでの最初のシーズン、三笘薫選手の成績は通算41試合出場の10得点です。
年俸以上の活躍だったのは誰の目にも明白だったので、もしかしたらロイヤル・ユニオン・SG時代より少しだけ多くの年俸を貰っている可能性も考えられます。
【最新】三苫薫の市場価値
現地メディアによると、2023年8月現在の三笘薫選手の市場価値は50億円ほどとの報道がありました。
サッカー選手の市場価値というのは、選手の活躍や成績、年齢や移籍金などを加味して決められる金額で、三笘薫選手の50億円というのは日本人選手としては最高額になります。
3年前の川崎フロンターレ時代は2億円との情報があったので、現在は約25倍にも膨れ上がっていることになりますね。
わずか3年で25倍はすごいね。
ちなみにスペインでプレーする久保建英選手は現在39億円、イタリアに移籍した鎌田大地選手は42億円ほどです。
三笘薫選手はプレーだけではなく、市場価値においても現在世界で最も勢いのある選手と言えるでしょう。
ファティの電撃加入による三苫薫への影響は?
2023年9月1日、移籍期間ギリギリのタイミングで、バルセロナのMFファティのブライトンへの移籍が決定しました。
現在20歳のファティは、バルセロナでは神童と呼ばれながらも怪我などの影響で思うようなパフォーマンスが出せず、燻っていた選手です。
ファティにとってブライトン移籍は、自身の再起を懸けた移籍と言えるでしょう。
現地メディアによると今回の移籍は1年間の期限付き移籍で、買取オプションは設定されていないとされています。
なので大方、1年の契約期間が終わればファティはブライトンを去り、バルセロナに戻ることが有力視されています。
その一方で、今回のファティの加入は三笘薫選手の移籍の伏線なのでは?といった声も現地では多く上がっています。
ファテイと三笘薫選手のポジションが被ることもあって、
既にミトマの移籍が決定的で、その後釜としてファティがきたのでは?
という憶測を、様々なメディアが報道いたしました。
現に三笘薫選手とブライトンとの契約延長問題は進展しておらず、その間に他チームへの移籍の噂も度々浮上していました。
三笘薫選手自身も8月26日のウエストハム戦後、自身の去就についてインタビューで尋ねられた際、
今は何も話せない
と含みのある回答をしていただけに、何かしらオファーがあった可能性は高そうですよね。
移籍するのか、残留か、どっちなんだ?
いずれにせよ、この夏での移籍の可能性は低く、万が一移籍が実現するとすれば次の冬の移籍期間になる見方が強いです。
それまでの3ヶ月、三笘薫選手の移籍に関する多くのニュースが飛び交うことになりそうですね。
三苫薫の移籍金はいくら?
英紙の「ザ・サン」によると、現在ブライトンが設定している三笘薫選手の移籍金は、90億円を超えているとされています。
これは2023年夏の時点での移籍金であり、契約期間が2年残っている点も含めて設定されています。
なので当然契約期間終了日が近付けば近づくほど、移籍金は下がっていくことになるでしょう。
ただ、もしブライトンと三笘薫選手が契約を更新した場合、移籍金は185億円にまで上昇するとの報道もあります。
倍近く移籍金が上がるだけに、三笘薫選手を獲得したいチームにとっては是が非でも契約を更新前に移籍を決定させたいはずですね。
言い換えれば三笘薫選手がブライトンと契約を更新した場合、ほぼ移籍の可能性は消滅するともいえるでしょう。
三笘薫の移籍先候補は?
夏に報道があった三笘薫選手の移籍先は、
マンチェスター・シティ
アーセナル
の2チームです。
次からはそれぞれ深掘りして紹介していきますね。
マンチェスター・シティ
マンチェスター・シティへの移籍が報じられたのは、8月上旬のことでした。
圧倒的な資金力で昨年リーグ王者にも輝いたマンチェスター・シティですが、オフにはサイドの主力だったマフレズが退団いたしました。
その後釜として三笘薫選手を候補に挙げており、実際に監督のグアルディオラ氏も、
プレミアでのカオルのインパクトは、並外れたものだった
と大絶賛しています。
実際に90億円のオファーを出したとの報道がありましたが、移籍の成立には至っていません。
しかしファティの加入によってオファー時と今とでは三笘薫選手の状況は変わっているので、今後の状況次第では冬の移籍も十分考えられます。
マンチェスター・シティは欧州でも有数のビッククラブなので、もし移籍が実現すれば日本サッカー史に残る移籍となりそうですね。
アーセナル
マンチェスター・シティの他に移籍先として候補に上がったのは、同じプレミアリーグのアーセナルです。
アーセナルには現在日本代表の冨安健洋選手も在籍していますね。
春先ごろからアーセナルへの移籍話は度々報道されていましたが、現時点では明確なオファーがされたかどうかは定かではありません。
ただ、ファティの加入で英紙の「ザ・サン」が再び三笘薫選手のアーセナルへの移籍話を報道いたしました。
冬の移籍期間に向けて、アーセナルへの電撃移籍が再度熱を帯びてきています。
ですが実際問題、アーセナルはマンチェスター・シティほど資金力のあるクラブではないため、移籍金の面で少し実現は難しいとの見方も。
アーセナルの左サイドの選手層は非常に分厚いので、移籍の可能性としてはあまり高いとは言えません。
それでも冨安健洋選手もいるだけに、三笘薫選手との共闘を見てみたい!というファンも多いはずですね。
もし移籍が実現すれば、日本市場で他チームより大きく優位に立てるマーケティングにもなることでしょう。
まとめ
この記事では、三笘薫選手の年俸や過去の年俸、現在の市場価値や移籍話の噂などをまとめました。
いかがだったでしょうか?
今回の内容をまとめると、
・ブライトンでの年俸は8億円
・これまでの年俸は480万→2000万→1億7500万円
・三笘薫の市場価値は50億円
・ファティの加入で三笘薫移籍話が浮上中
となります。
凄まじい速度で世界のトップクラスの選手へと成り上がった三笘薫選手ですが、その伸び代はまだまだ青天井で多くの期待を抱かせてくれます。
日本人選手の中では明らかにスケールの違う選手だけに、今後どこまで上り詰めるのか実物ですよね。
ファティの加入で去就が気になるところではありますが、ブライトンでのファティとの共闘にも期待を寄せるファンも多く存在します。
強力な新加入選手と切磋琢磨し合いながら、今季は昨季以上の活躍に期待したいですね。