2023年7月19日(日本時間20日)にボルチモア・オリオールズへの電撃移籍が発表された藤浪晋太郎さんは、所属するオークランド・アスレチックスとボルチモア・オリオールズとのトレードで、アスレチックスからは藤浪晋太郎さん、オリオールズからは3A所属のイーストン・ルーカスさんが交換要員となりました。
藤浪晋太郎さんは今シーズンからMLBに挑戦しており、これまでで34登板、防御率は8.57、5勝8敗3ホールドと活躍してきました。
阪神タイガースからオークランド・アスレチックスへ移籍する段階で、藤浪晋太郎さんの契約は1年、契約金額は約4億2000万円と発表されていましたが、なぜトレードになったのか、とても気になりますよね。
【2023年7月22日新着】
藤浪晋太郎投手、新天地オリオールズ初球で打たれ、ホロ苦いデビューとなりましたので、
後述いたします。
そしてこの記事では、
・藤浪晋太郎がオリオールズに移籍した理由
・なぜ今トレードなのか、その背景
これらのことについて、まとめていきたいと思います。
藤浪晋太郎さんのことを、より知っておきたいという方は必見です。
藤浪晋太郎がオリオールズに移籍した理由
ボルチモア・オリオールズは、MLBア・リーグ東地区所属のプロ野球チームで7月21日現在、レイズから首位の座を奪いア・リーグで最も勢いのあるチームです。
過去には上原浩治さんや和田毅さんもオリオールズに在籍しており、日本人にも馴染みがあるチームですね。
オリオールズはポストシーズンへの進出、ワールドシリーズへ向けて臨戦体制といったところでしょうか。
このままの勢いが続けば、藤浪晋太郎さんがMLBの夢の舞台で登板するなんてこともあるかもしれないね。
ここからは、藤浪晋太郎さんがオリオールズに移籍した3つの理由について見ていきます。
①勝利の方程式の1ピースとして
②メンタルの強さ
③アスレチックスのチーム方針 ”マネーボール”
理由①
勝利の方程式の1ピースとして
藤浪晋太郎さんがオリオールズに移籍した理由1つ目は、「勝利の方程式の1ピースとして」です。
オリオールズには、今年ブレイクを果たし40試合で防御率1.58という成績を残しているキューバ出身の29歳ヤニエル・カノさんが8回のセットアッパーとして、
42試合で88奪三振、防御率1.00、25セーブという成績を残しているクローザーを務めるフェリックス・バティスタさんがいます。
2人はオールスターにも出場していて、
今や球界屈指のリリーフ投手だね。
そこで藤浪晋太郎さんの役目はこの2人に繋げる「7回を担う投手」だと考えます。
今の安定した藤浪晋太郎さんなら十分果たせられる役割だと思いますし、期待したいですね。
【勝利の方程式】
リードしている試合において、そのリードを最後まで守りきるために先発投手から繋がる中継ぎ投手、抑え投手の継投パターンのことを指します。
基本的には7回/8回/9回に1人ずつ。
日本で最も有名なのは阪神タイガース黄金期を支えたJFK(ウィリアムス・藤川・久保田)ではないでしょうか。
理由②
メンタルの強さ
藤浪晋太郎さんがオリオールズに移籍した理由2つ目は、「メンタルの強さ」です。
ポストシーズンへの進出、ワールドシリーズを狙うオリオールズは、
ここからのシーズンは1試合1試合が落とせない緊張感のあるゲームが続くことが予想されますので、ピンチの場面でどんな時でも負けない強心臓をもった投手が必要になります。
そこで注目されたのが藤浪晋太郎さんのメンタルの強さです。
藤浪晋太郎さんは今シーズン序盤の乱調時に、
など、現地のアスレチックスファンから痛烈な批判を受けたこともありました。
しかし、藤浪晋太郎さんはそのような状況下でも負けずに自分の役割を果たすことにまっすぐで、中継ぎ転向から徐々に調子を取り戻していきました。
7月16日には自身のInstagramで、ネイビーのTシャツにデニムを合わせた服装で、
誰が濃紺(ノーコン)やねん
とコメントを書いたストーリーを投稿して話題になっていました。
これにはネット上の日本人ファンから、
「藤浪、強い」
「久しぶりの投稿でも藤浪が藤浪してて安心」
との声が上がっていました。
元気でユーモア溢れる藤浪選手は健在です。
また、調子が上向いてきた藤浪晋太郎さんの電撃トレード決定に現地のアスレチックスファンは、
「トレードデッドラインだから仕方ない。チームは負けているから。」
「数年後救いに来て欲しい」
など、落胆の声が多く見られました。
まさに藤浪晋太郎さんの鋼のメンタルだね
オリオールズでもメンタルの強さを存分に発揮してもらいたいです。
理由③
アスレチックスのチーム方針 ”マネーボール”
藤浪晋太郎さんがオリオールズに移籍した理由3つ目は、「アスレチックスのチーム方針 ”マネーボール”」です。
今シーズンのアスレチックスは27勝71敗、勝率2割7部6厘とダントツの最下位に低迷しており、既にプレーオフ進出は絶望的な状況です。
そんな中でチーム5番目の高額年俸となる約4億2000万円となっていた藤浪晋太郎さんをアスレチックスは売りに出していました。
元々、資金力に乏しいアスレチックスはブラッドピット主演の映画”マネーボール”でも知られる経営戦略で、年俸の高い選手を放出して、有望株の若手選手をトレードで獲得し、チームを強化していくのが伝統的なチーム方針です。
球団存続もあるし難しい問題だよね。
現地アスレチックスファンからは藤浪晋太郎さんトレードに対し落胆の声が上がる一方で、伝統的なチーム方針だから仕方ないというような意見もありました。
なぜ今トレードなのか、その背景とは?
藤浪晋太郎さんが今トレードとなった理由について、制球力が改善してきたからだと思います。
シーズン序盤は先発投手として制球力に苦しむ場面がよく見られ、四死球により自分からピンチを広げてしまうことが多く、防御率10点台というのが長らく続いていましたね。
しかし、シーズン途中から中継ぎに転向したことで藤浪晋太郎さんは大きく変化を遂げました。
6月以降は19回と3分の1を投げて防御率3・26、20奪三振と好成績を残しており、藤浪晋太郎さんが抑えて、アスレチックスが逆転勝利するという試合が多くありました。
徐々に安定してきた藤浪晋太郎さんは6月20日から11試合連続無四球という記録を続けています。
このように安定したピッチングをしていることがオリオールズに評価され、今回のトレードに至ったのだと思います。
藤浪晋太郎 新天地オリオールズで、ホロ苦いデビュー
アスレチックスからオリオールズに移籍し、7月21日(日本時間では22日)に敵地でのレイズ戦にて、7回に初登板し新天地オリオールズでのデビューを果たしました。
しかし先頭打者に初球の直球をレフトへ打たれてしまい、ホロ苦いデビューとなりました。
初球で打たれるとは、とても悲しかったでしょう。
初登板という事もあり、力が入りすぎていたのかもしれませんね。
引用:スポニチ
しかしその後は崩れず、サードゴロ・ショートゴロ・空振り三振!としっかり仕留めており、底力を見せました。
新天地オリオールズでの初マウンド・初球でいきなりの被弾には、ネット上でも大騒ぎとなり、
ガックリした声もあったものの、監督は「素晴らしい投球だった」と褒めており、ファンからも
むしろ逆に持ってる。スター性がある。出会い頭の被弾は愛嬌。
等といった前向きな意見や、
その後崩れなかったのが良い。後はいい感じで投げてた。
徐々に信頼を勝ち取れる様、頑張れ。
等の応援メッセージも多く寄せられました。
やっぱり藤浪選手はみんなに愛されてますね♪
まとめ
ここまで藤浪晋太郎さんの電撃トレードについてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。
簡単にまとめると、
藤浪晋太郎がオリオールズに移籍した理由は、
・勝利の方程式の1ピースとして
・メンタルの強さ
・アスレチックスのチーム方針 ”マネーボール”
藤浪晋太郎が今トレードとなった理由は制球力が改善してきたから
この様になります。
藤浪晋太郎さんは移籍先のオリオールズでも素晴らしいピッチングを見せてくれることでしょう。
ワールドシリーズで投げる藤浪晋太郎さんを見てみたいものですね。