東京オリンピックに出場経験があり、2022年に行われた日本選手権にて200m自由形で金メダル・世界選手権でも200m自由形で銀メダルと好成績を残している松元克央選手は、世界水泳でもメダル候補と言われるほどの実力者です。
しかし松元克央選手は高校2年生頃まで練習嫌いで、あまり好成績を残してきたとは言えませんでした。
そんな選手がオリンピックに出場するに至るには、どの様な心境の変化でどの様な練習を重ねてきたのでしょうか?
また水泳を始めたきっかけも意外だと言われていますので、どの様な環境で育ったのかも気になりますよね?
【新着情報】
男子200m自由形で決勝進出をかけたスイムオフに臨みましたが、準決勝で8位タイになったオーストリアのフェリックス・オーボックと一騎打ちの末、0秒07差で敗れ、決勝進出は叶いませんでした。
そこでこの記事では…
●松元克央のWikiプロフィール
●松元克央の学歴と経歴
●松元克央の家族構成
これ等についてまとめていきますので、是非最後までお付き合いくださいませ♪
松元克央のWikiプロフィール
引用:テレビ朝日
松元克央Wikiプロフィール
●名前:松元 克央(まつもと かつひろ)
●ニックネーム:カツオ
●生年月日:1997年2月28日(2023年7月現在 26歳)
●出生地:福島県いわき市
●出身地:東京都葛飾区
●身長:186㎝
●体重:85㎏
●所属:ミツウロコホールディングス
父親の影響で野球を始め、基礎体力をつける為に5歳頃から水泳を始めました。
野球の為に水泳を始めたんだね。
しかし本当は野球があまり好きではなく「野球を辞めたい」と父親に話した際、野球を辞めても水泳だけは続ける様に言われ、半ば渋々水泳だけは続けていました。
現在のコーチは誰?
現在、松元克央選手はミツウロコ水泳部に所属し、中川智之コーチ(三菱養和スイムスクール)に師事しています。
高校1年生の頃からセントラルスポーツの鈴木陽二コーチ(2023年7月現在 73歳)指導の元、練習を重ねてきましたが、
大学卒業後ミツウロコホールディングスと所属契約を交わした後は、中川智之(なかがわさとし)コーチと共に練習に励んでいます。
ミツウロコ水泳部は、まだ発足したばかりのチームですので、
これからが楽しみですね♪
約5年間お世話になった鈴木コーチには、
今の自分があるのは鈴木先生のおかげ!
と、とても感謝しています。
引用:Instagram
写真左から二番目:松元克央選手 写真中央:鈴木陽二コーチ(70歳の誕生日)
SNSを拝見していても、とても信頼関係が強い事がわかりますね♪
2021年の東京五輪からの復活、学んだのはトム・ディーン
2022年の11月、東京オリンピック200m自由形で金メダルを獲得したトム・ディーンが所属しているチームで約3週間練習する為、イギリスに渡英しました。
引用:BBCニュース
オリンピックの金メダリストと一緒に練習し、自分の弱さを自覚したい!
といった思いから、イギリスで練習する事を決めました。
イギリスでは、日本に比べるとかなり重い重量でウェイトトレーニングを行っており、日本へ帰国してからもイギリスで経験した負荷が高い筋力トレーニングを継続して行いました。
重量を挙げるスピードやレースに向けての調整もトム・ディーンの練習法をアレンジし、力と速さを両立できる身体作りを成し遂げました。
その結果、日本戦選手権では200m自由形で1分44秒98の好タイムをマークし、6連覇を達成しています。
自分にストイックな選手であるが故の結果ですね・
さらに100m自由形では47秒85の日本新記録を出し、優勝を果たしました。
そして得意種目の自由形ではなく100mバタフライでも自己ベストを記録し、3年ぶりで2度目の優勝を勝ち取りました。
バタフライは数年前から試合に出場し始めており、
自由形が速くなれば、バタフライも速くなる!
と、自由形のみならずバタフライの練習にも余念がありません。
松元克央の学歴
松元克央さんの最終学歴は、大学卒業です。
松元克央の学歴
【2009年3月/12歳】
葛飾区立東水元小学校卒業
【2012年3月/15歳】
葛飾区立常盤中学校卒業
【2015年3月/18歳】
千葉商科大学付属高等学校卒業
【2019年3月/22歳】
明治大学 政治経済学部卒業
出身高校は千葉商科大学付属高等学校
引用:ちばとぴ進学ナビ
千葉商科大学付属高等学校
所在地:千葉県市川市中国分2丁目10ー1
偏差値:47~61 ※専攻により異なる
千葉商科大学付属高校出身者には、リオオリンピック代表の寺村美穂選手や持田早智選手がいらっしゃいます。
タレントの坂本一生さんも出身者の1人ですね。
練習嫌いだった松元克央さんは、高校1年生の時にはいい成績を残す事ができませんでしたが、高校2年生の頃からは意識が変わり、どんどん頭角をあらわしていきました。
出身大学は明治大学
引用:武田塾
明治大学
学部:政治経済学部
所在地:東京都千代田区神田駿河台1丁目1
偏差値:62(政治経済学部)
明治大学出身者には、俳優の向井理さんや山下智久さんをはじめ、アナウンサーの安住紳一郎さん、プロ野球界のレジェンド星野仙一さん等がいらっしゃいます。
スポーツ推薦で明治大学に進学した松元克央選手は、大学3年生の頃から競泳選手として徐々に頭角をあらわし、みるみる内に成長を遂げました。
松元克央の経歴
引用:Instagram
松元克央の経歴
【1997年/0歳】
松元家の次男として誕生
【2002年/5歳】
体力作りの為に水泳を習い始める
【2017年/20歳】
日本代表に初選出
【2018年/21歳】
パンパシフィック水泳選手権にて400mリレーで銅メダル
パンパシフィック水泳選手権にて800mリレーで銅メダル
アジア競技大会にて400mリレーで優勝
アジア競技大会にて800mリレーで優勝
アジア競技大会にて200m自由形で銀メダル
【2019年/22歳】
日本選手権にて100m自由形で3位
日本選手権にて200m自由形で1位
世界水泳選手権にて200m自由形で銀メダルを獲得
【2021年/24歳】
東京オリンピックに出場するも予選敗退
【2022年/25歳】
セントラルスポーツを退社し、ミツウロコホールディングスと所属契約
日本選手権にて200m自由形で優勝
世界選手権にて200m自由形で銀メダルを獲得
【2023年/26歳】
世界水泳福岡大会に出場
それでは詳細をみていきます。
幼少期
引用:中日新聞
お父様の影響で始めた野球はすぐに辞めてしまいましたが、体力作りの為に習っていた水泳だけは続けていました。
しかし実は水泳もあまり好きではなく、当初は水泳に熱心ではありませんでした。
そんな小学生時代ではありますが、小学校5年生の時にジュニアオリンピックで優勝を果たしました。
中学時代
松元克央選手は地元の公立中学校である常盤中学校に通っていました。
松元克央さんは中学生の頃、水泳部に所属せず金町スイミングクラブで練習を重ねていました。
当時の松元克央はまだ無名の選手で、3年生の時にようやく出場できた全国大でも入賞する事すら叶いませんでした。
水泳は元々あまり好きではなった為、
本気で取り組む事ができなかったのでしょうか?
しかし、中学卒業を目前にして徐々に意識が変わってきた為か、水泳の強豪校である千葉商科大学付属高等学校に進学いたしました。
高校時代
引用:Twitter
松元克央さんの出身高校は、私立の千葉商科大学付属高等学校です。
高校へ進学してからは、金町スイミングクラブから名門であるセントラルスポーツに所属を変えました。
水泳の強豪校として全国的に有名な高校に入学する為、松元克央選手は千葉商科大学付属高校に越境入学いたしました。
しかし松元克央選手は入学してからも練習嫌いでしたので、好成績をおさめる事はできませんでしたが、高校1年生の時にインターハイのリレーメンバーに抜擢され、秋の国体で結果を残してからは、徐々に水泳に対する意識が変わっていきました。
この頃が松元克央選手の転機だったんですね♪
それまでは自分の為の練習だと思っていた気持ちが、リレーメンバーに抜擢された事により、チームのメンバーとして結果を残していこうといった意識に変わっていきました。
今まで以上に練習を熱心に行った結果、高校2年生にはインターハイでは100m自由形で3位の成績をおさめ、高校3年生のインターハイでは、100m自由形と200m自由形の2種目で優勝を果たしました。
その頃までの松元克央選手は「やらされている感」があった様ですが、徐々に「速くなりたい!」といった気持ちが強くなっていきました。
大学時代
明治大学へはスポーツ推薦で進学いたしました。
引用:スポーツ報知
しかし1年生の時はなかなか結果が出せず、大学やチームの為に貢献したいという思いが倍強かった松元克央さんはとても悔しい思いをしていました。
当時の明治大学には日本選手権水泳競技大会で2冠を達成した平井彬嗣選手がおり、松元克央選手は3歳年上である平井彬嗣選手に憧れをもっていました。
自身も平井彬嗣選手の様に後輩から憧れの存在で居られる様な先輩になりたい!と思い必死に練習を続けました。
そして2017年(大学3年生)の日本選手権で100m自由形・200m自由形の2種目で3位となり徐々に頭角をあらわしていきます。
遅咲きではありますが、
みんなそれぞれ自身のピーク時期が違いますからね♪
その後2018年(大学4年生)の日本選手権では、200m自由形で優勝し、アジア大会でも200m自由形で2位といった好成績を残しました。
さらに大学4年生の時は勢いに乗り、明治大学のインカレ4連覇に貢献いたしました。
明治大学卒業後の経歴
引用:OTTO
松元克央選手は大学卒業後もセントラルスポーツに所属し、2019年には日本選手権で100m自由形3位・200m自由形1位といった成績をおさめ、
また翌年の2020年の日本選手権では100m自由形2位・200m自由形1位・400m自由形1位・100mバタフライ1位、と4種目で好成績をおさめました。
その後迎えた2021年の東京オリンピックでは、
残念ながら全種目で予選敗退となりました。
2022年3月にセントラルスポーツを退社し、2022年4月にミツウロコホールディングスと所属契約いたしました。
その年に日本選手権では200m自由形で2連覇を達成しており、世界選手権でも200m自由形で銀メダルを獲得いたしました!
2021年に行われた東京オリンピックではメダルを期待されていた松元克央選手でしたが、200m自由形・男子800mリレー・混合400mメドレーリレーに出場したものの、残念ながら予選敗退となりました。
しかし2023年4月に行われた世界水泳の日本代表選考会では、男子200m自由形で1分44秒98という好タイムをマークし、カツオがやった!戻りガツオだ!と称賛されました。
世界水泳でのメダルに期待が高まりますね♪
松元克央の家族構成
松元克央選手は4人家族です。
引用:THE ANSWER
松元克央の家族構成
●父:達也
●母:夏江
●兄:佑介
●本人
早速ご家族の詳細をみていきます。
松元克央の兄は元競泳選手
松元克央選手とお兄様の松元佑介さんは、1歳差(正確には1学年差)です。
松元克央の兄
●名前:松元 佑介(まつもと ゆうすけ)
●生年月日:不明(2023年7月現在 28歳前後)
●職業:不明
お兄様の佑介さんは、幼少期に松元克央選手と共にスイミングスクールに通っており、高校も松元克央選手と同じく千葉商科大附属高校の水泳部に所属していました。
兄弟で小・中・高と同じ学校なんですね。
高校時代は、兄弟でリレーに出場する等の活躍をしていましたが、その後水泳を続けていらっしゃるといった様子はなく、現在は会社員なのでしょうか?
特にお兄様のその後も、顔画像も明かされていませんでした。
松元克央の父親は達也さん
引用:THE ANSWER
松元克央の父
●名前:松元 達也(まつもと たつや)
●生年月日:不明(2023年7月現在 57歳前後)
●職業:不明
お父様の松元達也さんは、自身が野球経験者だった事から、は松元克央選手を野球選手にしたかった。と以前インタビューでお話しされていました。
1歳年上のお兄様である松元佑介さんが水泳を始めるタイミングと同時にスイミングスクールに入会する事になった松元克央選手ですが、野球選手を目指す為のトレーニングでした。
しかし野球に関してはご両親も認めるほどセンスが感じられず、本人も野球を辞めたかった為、体力づくりの為に始めた水泳だけ続ける事になりました。
好きこそものの上手なれ
と言葉通り、好きではなかった為に上達しなかったのでしょうか?
お父様の狙いは、当然自身が野球経験者であるからこそ野球選手にしたい!といった思いがあったかと存じますが、団体競技で上下関係を学んで欲しかったという気持ちが一番だった事も語っていました。
松元克央の母親は夏江さん
引用:THE ANSWER
松元克央の母
●名前:松元 克央(まつもと なつえ)
●生年月日:不明(2023年7月現在 60歳前後)
●職業:不明
松元克央選手は高校卒業までご両親と暮らしていた為、食事面ではいつも母親の松元夏江さんがサポートしてくれていました。
兄とは1歳違いにより食欲旺盛の息子が2人も居ると、お弁当を作るのが大変だった。とインタビューの際にお話しされていましたね。
栄養面にも気を遣っていらっしゃり、大会前の食事は揚げ物を減らす等、日々食事の工夫をされており、スタミナ不足を心配してか、お弁当にプラスしておにぎり5個を持たせていました。
毎日作ってくれる母親のお弁当は、きっと特別美味しかったでしょうね♪
高校を卒業後、明治大学に進学した際は、寮生活を送っていましたので、初めて両親と離れて生活する事になり、親のありがたみを感じてか、母親は息子が大学に進学してからとても優しくしてくれる様になったとも語っていました。
まとめ
●名前:松元 克央(まつもと かつひろ)
●ニックネーム:カツオ
●生年月日:1997年2月28日(2023年7月現在 26歳)
●出生地:福島県いわき市
●出身地:東京都葛飾区
●身長・体重:186㎝・85㎏
●所属:セントラルスポーツ→ミツウロコホールディングス
●コーチ:鈴木陽二→中川智之
●東京オリンピック金メダリストのトム・ディーンと同じ環境で練習
●最終学歴:明治大学卒業
●主な経歴:2018年アジア大会200m自由形で銀メダル・2019年世界選手権200m自由形で銀メダル・2021年東京オリンピックに出場・2022年日本選手権200m自由形で金メダル・2022年世界選手権200m自由形で銀メダル
●家族構成:父(達也 57歳前後)・母(夏江 60歳前後)・兄(佑介 28歳前後)の4人家族
世界水泳福岡大会でメダル候補と言われている松元克央選手についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
遅咲きの選手ではありますが、まだピークが来ていないのでは?とも考えられますので、これからまだまだいい成績を残していかれる事は間違いないでしょう。
自身のトレーニング方法も見直し、負荷をかけたトレーニングにも余念がありません。